オフィシャルブログ

レール切断作業 ― 正確な寸法が軌道の品質を左右 ―

皆さんこんにちは!

 

東京都練馬区を拠点に主に関東圏で軌道(電車の線路)のメンテナンス施工を行っている

有限会社誠真工業、更新担当の富山です。

 

 

 

レール切断作業

― 正確な寸法が軌道の品質を左右 ―

 

 

 

 

鉄道のレールは、列車の大きな重量を受けながら、安全で安定した走行を支える重要な設備です。

レールの交換や溶接を行う際には、現場の条件に合わせて古いレールを撤去し、新しいレールを必要な寸法へ切断します。

一見すると、レールを決められた長さに切るだけの作業に思えるかもしれません。しかし、切断位置や切断面にわずかな誤差があると、レール同士の接合や溶接、芯出し、仕上げ作業に影響します📏

今回は、軌道メンテナンスにおけるレール切断作業と、正確な施工によって鉄道の安全を支える職人の仕事をご紹介します。

 

 

 

なぜレールを切断するのか

 

レールは、列車の走行によって繰り返し荷重を受けています。

長期間使用すると摩耗や傷、変形などが発生することがあるため、点検結果に基づいて必要な部分を交換します。また、軌道設備の改良や工事に伴い、レールの長さを調整する場合もあります🚃

交換する範囲を確認し、既存レールを切断して撤去したあと、新しいレールを現場に合わせた長さへ加工します。

交換後のレールを正確に納めるには、前後のレールとの位置関係、溶接に必要な条件、気温によるレールの伸縮などを考えて、切断位置を決める必要があります。

 

 

 

作業前の打ち合わせ

 

鉄道の軌道工事は、列車の運行が終了した夜間など、限られた時間内に行われることがあります🌙

作業開始前には、当日の施工範囲、切断位置、担当者、使用する機器、作業手順などを全員で確認します。

鉄道事業者や現場ごとに定められたルールに従い、線路内へ入る時刻や作業を終了する時刻も共有します。

一つの工程が遅れると、その後の溶接、研磨、検査などにも影響します。安全を優先しながら決められた時間内に施工するため、事前の段取りが重要です。

 

 

 

切断位置を正確に測定

 

レールの切断位置は、スケールなどを使用して正確に測定します。

一度切断したレールを元の長さへ戻すことはできないため、測定後には別の作業員も数値や位置を確認します🔍

基準となる位置から必要な長さを測り、切断線をレールへ明確に表示します。レールの頭部だけでなく、側面まで切断位置を確認できるようにしておくことも大切です。

図面や指示された数値だけでなく、現場の実際の状況を確認したうえで、最終的な切断位置を決定します。

 

 

 

レールを安定させて切断

 

レールを切断する際は、使用する機器を点検し、周囲の安全を確保します。

切断中にレールや機器が動かないよう、安定した姿勢と状態をつくります。レールには大きな重量があるため、切断後の材料が急に動いたり、落下したりしないよう注意が必要です⚠️

作業者は保護メガネ、手袋、安全靴など、必要な保護具を正しく着用します。

切断時には火花や金属粉、騒音が発生します。火花の飛ぶ方向にほかの作業員や可燃物がないことを確認し、周囲と声をかけ合いながら進めます。

 

 

 

切断面の直角が重要

 

レール切断では、必要な長さに切るだけでなく、切断面を正しく仕上げることも重要です。

切断面が斜めになると、レール同士を接合した際に隙間や段差が生じやすくなります。その状態で溶接を行うと、溶接品質へ影響する可能性があります。

切断後は、切断面の角度や状態を確認します。必要に応じて研削を行い、溶接方法に適した形へ整えます🔧

切断作業の精度が、次の溶接や芯出し作業のしやすさを左右します。

 

 

 

バリや汚れを取り除く

 

切断したレールの端部には、鋭いバリや金属片が残ることがあります。

そのままにすると、作業中のけがや正確な位置合わせを妨げる原因になります。グラインダーなどを使ってバリを取り除き、切断面を整えます。

溶接予定部分にサビ、油分、汚れなどがある場合も除去します✨

次の工程を担当する人が安全かつ正確に作業できる状態へ仕上げることまでが、切断作業の重要な役割です。

 

 

 

新しいレールを仮置きして確認

 

新しいレールを切断したあとは、交換箇所へ仮置きし、前後の既存レールとの関係を確認します。

長さ、隙間、頭頂面の高さ、左右のずれなどを確認し、必要に応じて微調整を行います。

レールは気温によって伸び縮みする金属材料です。そのため、施工時の温度や現場の条件を考慮し、定められた方法に従って施工します🌡️

すぐに溶接へ進むのではなく、測定と確認を重ね、正しく納まっていることを確かめることが重要です。

 

 

 

限られた時間でも確認を省略しない

 

夜間の軌道工事には、作業終了までの厳しい時間管理が求められます。

しかし、時間が限られているからといって、測定や安全確認を省略することはできません。

工具や材料を使用順に準備し、作業員それぞれの役割を明確にすることで、正確さを保ちながら効率よく施工します🤝

作業終了後には、線路内へ工具や材料を残していないか、レールや周辺設備に問題がないかを全員で確認します。

 

 

 

求職者の方へ

 

レール切断は、力だけで行う仕事ではありません。

正確な測定、機器の操作、安全確認、次工程への配慮など、集中力と責任感が求められる仕事です👷

未経験の方は、使用する道具の名前、現場での合図、安全上のルールなどから学びます。最初は材料や機器の準備、清掃、測定の補助などを担当し、先輩と一緒に作業しながら技術を身につけます。

自分が施工したレールの上を多くの列車が走ることに、社会インフラを支える誇りを感じられます。

 

 

 

まとめ

 

軌道メンテナンスにおけるレール切断は、交換や溶接の品質を左右する重要な工程です。

切断位置の測定、機器の点検、切断面の確認、バリ取り、仮置き後の再確認まで、一つひとつを正確に行う必要があります。

わずかな誤差を見逃さず、次の溶接や芯出しが行いやすい状態へ仕上げることが、安全で滑らかな線路につながります🚆

鉄道が好きな方、専門技術を身につけたい方、社会を支える仕事がしたい方にとって、軌道メンテナンスは大きなやりがいのある仕事です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

有限会社誠真工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

東京都練馬区を拠点に主に関東圏で軌道(電車の線路)のメンテナンス施工を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちら!